ダイソーで販売されているトレーディングカードゲーム「蟲神器」の基本と遊び方、ルールなどをまとめた初心者さん向けのガイド記事です。
トレーディングカードゲーム「蟲神器」とは
蟲神器は、100ショップのダイソーが販売しているトレーディングカードゲーム(TCG)です。
ポケモンカードゲームやデュエルマスターズ、遊戯王、マジックオブザ・ギャザリングなどと同じ種類のカードを使ったゲームになります。
基本デッキ2種類が入ったスターターデッキが、なんと110円という激安価格で売られています。
基本的に、このスターターデッキが一つあれば、2人で対戦して遊べます。
【参照】大創出版ホームページ
それにプラスして、5枚1パックで販売されているブースターパック(110円)を買い足すことで、様々な虫カードを入手し、デッキを改造・強化することができます。
【参照】大創出版ホームページ
蟲神器デッキの基本ルール
蟲神器のプレイヤーを「蟲主」と呼びます。
蟲主はカードとなった様々な蟲を操り、カードバトルを行います。
TCGで使うカードを集めたセットを「デッキ」といいます。
蟲神器のデッキは、1セット20枚。
他のTCGが40〜60枚で1デッキという構成が多いので、その半分以下ということになります。
デッキ枚数が少ないことで、試合自体がスピーディーかつシンプルになる、必要なカードが集めやすくなるというメリットがあり、子どもたちやTCG初心者の方でも始めやすいと言えるでしょう。
蟲神器のデッキには、同じカードは2枚までしか入れられません。
もちろん1枚だけ入れても大丈夫。
蟲神器で使うカードの種類
蟲神器には、3種類のカードがあります。
それぞれ左上にそのカードを使用するために必要な「コスト」が書かれています。
①虫カード
場に出して攻撃を行うためのカードです。
虫のイラストが描かれています。
虫カードには、「技の名前とダメージ」が記載されていて、その攻撃を発動することで、相手の蟲にダメージや様々な効果を与えることができます。
虫は攻撃を受けると、そのターンの間はダメージが蓄積していき、体力が0になると破壊されます。
0になる前に相手のターンが終了すれば、ダメージは回復し、体力はもとに戻ります。
< >の中に技が書いてある場合は、特殊な効果を発揮する特別なものです。
その虫が場に出たときや、場に出ている間に効果を発揮します。
色によって弱点あり!ダメージが2倍に
虫には、それぞれ青、赤、緑の色がついていて、赤→緑、青→赤、緑→青の攻撃に関しては、2倍のダメージが与えられます。
②強化カード
虫カードに重ねて使うカードです。
虫の体力や攻撃力をアップさせるなど、能力を強化することができます。
一つの蟲に何枚でもつけることができます。
その虫が破壊されたり、手札にもどされると強化カードは剥がれ、捨て札に置かれます。
③術カード
一回使い切りのカードです。
使い終わると捨て札に置かれます。
勝負を左右する様々な効果を与えるカードがあります。
デッキにはどんなカードを入れたら良いのか?
蟲神器は1デッキ20枚で、同じカードは2枚までというルールを守れば、どんなカードを入れてもOKです。
ただし、デッキのバランスも考えて、入れるカードを選ばなければなりません。
基本的に「虫カード」をたくさん入れた方が、安定したプレイが可能です。「使いたいカードが引けない」=事故が起こりにくくなり、トラブルを防ぐことができます。
しかし、強化・術カードは非常に強力なのでたくさん入れたくなる気持ちも分かります。
ちなみにスターターデッキの場合は虫カードが16枚、術・強化カードが4枚という構成になっています。
デッキのタイプによっても代わりますが、術・強化カードは、5〜8枚くらいの場合が多いようです。
蟲神器のカード配置
ゲーム開始前に、蟲神器のデッキ20枚を以下のように配置します。
①縄張り=6枚
裏返して並べます。
蟲が破壊されたり、直接攻撃を受けることで縄張りは破壊されます。
破壊された縄張りは手札になります。
②手札4枚
この手札を使ってゲームを進めていきます。
③山札
1ターンに一回、山札を1枚引くことができます
④えさ場
1ターンに一回、1枚カードを置くことができます。
ここに置いたカードの枚数が「使用できるコスト」になります。
3枚えさ場にカードがあれば「3コスト分使える」ということになります。
⑤捨て札
使い終わったカードや破壊された蟲カードなどを置いておきます。
コストについて
すべてのカードには左上に「コスト」の数字が書かれています。
カードを使用するには、そのコストを支払う必要があります。
コストは「メインフェイズ」=蟲を出したり、術を使ったり、攻撃をする場面の開始時点でえさ場にあるカードの枚数で決まります。
「蜉蝣の煌めき」など、コストを示す「えさ場」から虫カードを出せる術などもあり、「使えるコストの数」が分からなくならないようにしなければなりません。
ダイスなどを使って、コストが分かりやすくしておく方法もあります。
ゲームの準備と進め方
蟲神器は2人のプレイヤー=蟲主が向かい合い、お互いのデッキを使って対戦を行います。
まずデッキのカード20枚をよくシャッフルして、山札として配置します。
トランプのように混ぜる「ヒンドゥーシャッフル」や、いくつかの山を作って混ぜる「ディールシャッフル」などがあります。
山札の上から6枚を裏向きのまま「縄張り」として並べます。
さらに上から4枚を手札にします。
じゃんけん等で先行・後攻を決めてバトルスタート!
▼ターンの進め方
①山札ドロー
山札から1枚引いて、手札に加えます。
先行1ターン目だけはドローしません。
②セットフェイズ
手札からカードを1枚選び、エサ場に並べます。
えさを置かなくても問題ありません。
③メインフェイズ
メインフェイズが始まった時にえさ場にあるカードの枚数が「そのターン使えるコスト」になります。
5枚あれば、5コスト分のカードを使うことができます。
メインフェイスでできる行動は以下の通りです。
コストが足りていれば、どの順番でも何回でも行うことができます。
・虫カードを場に出す
・虫カードで攻撃する(特殊カードや攻撃を除いて、基本的に1ターン1回)
・術カードや強化カードを使用する
虫からの攻撃を受けて蟲が破壊された場合、破壊された虫は捨て札へ移動。
攻撃を受けたプレイヤーが自分の縄張りから好きなカードを1枚を引いて、手札に加えます。
相手の虫が場にいない場合は、縄張りや蟲主に対して、直接攻撃をすることができます。
④ターンエンド
ターンが終わり、相手のターンが始まります。
虫が受けたダメージは回復します(虫の技によっては、回復しない場合もあります)
これを繰り返し、すべての縄張りがなくなった状態で蟲主への直接攻撃=ダイレクトアタックが決まると、勝利になります。
勝敗の決め方
- 縄張りが0枚の状態で相手にダイレクトアタック
- どちらかが降参する
- どちらかが山札を引けなくなった時は、その時点で縄張りが多いほうが価値。同じ数なら引き分け
注意点:すべての行動は、はっきりと宣言をして行いましょう
ゲーム中は、無言のままカードを出すのではなく、しっかり「○○をします」と宣言をしましょう。
「〇〇をえさにします」
「○○を出します」
「○○で○○を攻撃します」
など。
しっかりとどういったプレイをしたかを宣言することで、相手にもわかりやすく、トラブルも起こりません。